【実体験】アマゾン倉庫のバイトがキツイのは本当?時給も大公開!
「アマゾン(Amazon)倉庫のアルバイトは本当にキツイのか?」のギモンに対して、実体験した私が率直に感じた感想をつらつらと述べてまいりますよ。
さらに私が実際に働いていた某派遣会社のアルバイト時給も、おしまず公開しますね。^^
Amazon倉庫の流山FCでライン作業を体験
わたしが土日限定の週2日間の固定勤務で、合計74日にわたって約3ヶ月ちかく働かせて頂いたのは千葉県内にある、Amazon流山FC(フルフィルメント《流通》センター)DPL3(QCB1)でしたが、アマゾンの直雇用ではなく某人材派遣会社のスタッフとして勤務しました。
私は全て日勤でしたが、夕方の7時から翌朝5時までの夜勤もあります。
アマゾンの倉庫作業というと棚に商品を入れたり取り出したりする仕事内容を、あなたはイメージされるかもしれませんが。
わたしが配属されたのは「パック」という、商品に付いているバーコードをスキャン(読み込み)するピッキング・データ入力したあとに段ボールや袋に梱包する「ライン(ステーション)作業」でした。
流山DPL3の建物は4階建てで、総勢500人以上は働いていたと記憶していますが、リーダーやトレーナーも含め9割は派遣会社のフタッフの方々で構成されていましたね。
私も含め、アルバイトスタッフのほとんどは「ワーカー」と呼ばれる一番下っ端のルーティン作業員です。
さて、ここから本題にはいりますが、アマゾン倉庫のアルバイト作業は正直「魂が抜けるほど疲れた」の一語に付きます。
アマゾン倉庫バイト、地獄って言ってる奴と天国って言ってる奴がいるから実態が分からない
— スト一ナ一 (@8JWbd) September 30, 2020
仕事が終わって帰りがけにスーパーに寄るのですが、車から降りるとあまりの疲れでまっすぐに歩けず、フラフラになりましたよ。
派遣会社の登録説明会に行った時にライン作業だと聞かされていたら、おそらく断っていたでしょう。
アマゾン倉庫のアルバイト時給はいくら?
わたしが所属していた某派遣会社のアマゾン流山FC倉庫のアルバイト時給は、1,140円でしたが、昨年2022年の11月1日から全てのワーカーが60円アップの時給1,200円に上がっています。(夜勤22時以降~翌朝の5時までは+348円増し)
これが「トレーナー」と呼ばれる位置づけになると、専用の青いジャケットが支給されて時給が50円アップします。(私はなりませんでしたが)
さらにその上には現場全体を統括する「リーダー」となり黄色いジャケットを着るようになりますが、時給がいくら上がるかまでは知りません。
最上位は赤ジャケのスーパーバイザー(SV)が居ますが、トレーナーもリーダーも最低限のコミュ力がないと務まらないな~とヒシヒシ痛感しました。
動画の中で赤いジャケットを着ている人たちが、「スーパーバイザー」と呼ばれる方々です。
しかし、これだけの厳しい仕事内容であるにも関わらず時給1,140円(いまは全員1,200円にアップ)は、ちと安いかな?というのが率直な感想ですね。
もうちょっとだけでいいから時給高けりゃ、話のネタにもなるし普通に中身見てみたいからアマゾン倉庫バイトやってみたいんだけどなぁ…
ほぼ最低時給は流石にw— 安西先生…特に何もないです…. (@handgasitaidesu) April 10, 2018
ちなみにブラックフライデーなどの忙しいイベント期間中に出勤すると、特別手当が1日につき5,000円もプラスされる日もありましたが。
Amazon倉庫バイトの労働は10時間と8時間
私がお世話になった派遣会社のアマゾン倉庫の勤務時間は、1日8時間と10時間の2種類があり最初にどちらかを選べます。
入りたてのころ、派遣会社の方から「10時間でやってもらいたい」と言われたので10時間勤務を選択しましたが、さすがに朝の8時からスタートして夜の7時までの作業は、かなり長かったですね。
働き始めてしばらくたってから、ハケン会社の方に「8時間勤務に変えて頂けないでしょうか?」とお願いしてみましたが、「基本的に変更は出来ないです」とアッサリ断られました。
私は「日払い」を希望していたため、所得税が1日に2,000円も引かれた(通常はここまで引かれませんが後で還付金で戻ります)のですが、額面の日当は11,000円超でした。(1日働いた後の振込金額は画像の通りで、所得税の天引き後の手取りは9,318円)
わたしは車通勤でしたが、各駅からアマゾン倉庫までの送迎シャトルバスは無料で乗れる上に電車などの公共交通機関を使えば、1日につき2,000円までは交通費として支給してくれる派遣会社でしたね。
「ガソリン代支給」と書かれてはいますが、片道40分もかけて通勤していたのに規定の走行距離に満たないからという理由でガソリン代は支給してもらえませんでしたよ。
アマゾン倉庫バイトの種類や部署いろいろ
部署は、ひとつの商品を一つずつパックしていく1=1の「シングルパック」というライン作業の他にも、1つの箱や袋に2つ以上の複数商品を梱包する「マルチパックAFE」という現場にも入りましたが、さらに入荷(IN bound)と出荷(OUT bound)でも部署は分かれます。
ほかにもダンボール資材を各ライン(ステーション)へ運ぶ「運搬」業務もありすが、自分で部署を選ぶことは出来ませんし希望を伝えてもほぼ通らないです。
ちなみに部署によっては、じゃっかんのキツイか楽かの違いはありますが、どの部署に回されても時給は同じ。
「シップドック」という現場には一度も入ったことはありませんでしたが、かなりの地獄らしいですよ。
とある女性の派遣ワーカーさんは、いろいろな部署の仕事が出来るためにアチコチたらい回しにされるのがキツイと言っていて、希望を出しても変わらなかったので最終的には辞められました。
私が行っていた流山のAmazonはFCでしたが、DS(デリバリーステーション)の方がキツイらしいですね。
アマゾン倉庫のピッキング作業はブラックだと言われていますので
しかしながら上の引用でも書かれているように、巷(ちまた)ではアマゾン倉庫のピッキング(スキャン)作業はブラック労働らしい…
言われてみれば、たしかにブラックなのかもしれませんが嫌なら辞めれば済む話しですね。
冷暖房・ウォーターサーバー・社食が完備
さて、アマゾン流山倉庫の環境ですが、仕事のキツさとは裏腹に非の打ち所がないほど完璧。
ステーションと呼ばれるラインには全ての場所に冷暖房が完備されており、送風ダクトが付いています。
さらに休憩所と食堂には無料のウォーターサーバーが完備。
そして、社食は派遣会社のスタッフも利用可能で、なにしろ「早い・安い・ウマい」の3拍子そろった、おいしい料理が提供されます。
味はおせじ抜きで高級レストランに匹敵する神レベルで、値段も定食が390円でした。
私が辞める前に一度だけ値上げがありましたが…
ただし流山FCは立ち上げから1年くらいしか経っていないのにラインの設備はボロボロで、まるで10年くらい使い込んだかのように老朽化してガタガタでした。
とある作業場(ステーション)のハンディスキャナーはバーコードに光を当てても1秒くらい読み込まないので、相当イライラしましたね。
ちなみにアマゾン側に改善の要望がある場合は、専用の用紙に記入してご意見箱に入れればOKです。
生産性のランキング表とミス数表の張り出し
他のFCでは分かりませんが流山Amazon(QCB1)では毎日、各部署ごとに生産性のランキング表と梱包ハズマット(Hazmat)違反ミス数の名前入りの一覧表の貼り出しがありました。
基本的に高圧ガスボンベや消臭スプレー、香水など可燃性液体類の商品は、ハズマット(HZMT)品と呼ばれ法律上、基本的に段ボール箱に梱包しなければならない(袋類はNG)決まりとなっています。
作業者に指示をするモニター画面にもレコメンドとしてHZMT表示されるのですが、そこは人間なのでどうしてもうっかりミスが生じます。
このミスは確実に後の工程でバレて、トレーナーやリーダーから厳しく注意されるのですが、あまりにもミスの多いワーカーさんは「ステーション作業権限の剥奪」といって、パック梱包やピッキング作業が一時的に停止されることがあります。
ただし作業権限が剥奪された場合でも他部署に配置変えされることはありますが、これに伴ってクビになることはありません。(窃盗犯は当然クビになりますが)
トレーナーやリーダーから再トレーニング指導を受ければ、再びもとの作業場で仕事をすることも出来ます。
私が入った当初はなかったことですが、辞める直前にはこの作業ミスを犯した人の名前がミスの回数とともに、フルネームで公開処刑さながらに人通りの多い通路にズラッと一覧表で張り出されていました。
そして、お次は生産性のランキング表の貼り出しです。
ネット上でも言われているように、生産性は全てのワーカー作業者にノルマがあります。
これも各部署ごとに生産性の順位表をアマゾン側で作成して張り出されるのですが、仮にここでランキング1位を取っても何かの景品やアマギフが貰えたり、時給がアップするというようなことはありません。
逆にノルマが未達でも時給面でペナルティが課されるようなことはありませんが、トレーナーやリーダーから指導で詰められたり部署の配置換えをされることはありますね。
私は一時期このランキング表で1位を取ることに意欲的に挑戦してみたことがあったのですが、結論からいってかなりのデタラメであり、恣意的な数値が記載されていました。
その日に出勤した作業者は低い生産性であっても、「未達」という表記で基本的には全員がランキング表には乗るはずなのですが、名前すら記載されない日も何回もありましたね。
これで疑いの目が確信に変わったのですが、お客様への期限と正確性は徹底的に死守しても、ランキング表などはデタラメだろうがなんだろうが誰にも迷惑がかからないので、どーでも良いやという姿勢が見え隠れしていましたよ。
入退館時はメチャクチャ厳重な手荷物検査が
とある日、私が勤務を終えて帰るときに流山FCの正面玄関にパトカーが停まっていたことがあるのですが…
何が原因で警察が来ていたのかは分かりませんでしたが、私は直感で「窃盗事件かな?」と思いました。
私が入社したときは、個人のカバンや手荷物などの私物は館内の作業場まで持ち込みが出来たのですが。
日に日に作業場に入る時の手荷物検査が厳しくなり、最終的には現場へのカバンやリュックなどは持ち込み禁止に。
作業場の出入り口には警備員が常駐していましたが、2022年の2月ごろの金属探知ゲートは通過時にランダムで鳴ると手荷物検査でした。
ところがそのランダム率が徐々に上がっていき、最終的にはゲートを通過する全員が例外なく手荷物検査を実施されるように。
そして水筒さえも持ち込み禁止になり、透明なクリアボトルのみが許可される厳しさに変わっていったので、この変化はタダゴトではないなと痛感しましたね。
だれかがアマゾン倉庫内の商品を隠して持ち出したという話しは聞きませんでしたが、他の人の手荷物を盗んだ人がクビになったという話しはリーダーから直接、聞きました。
倉庫内のすべての作業場に防犯カメラが設置されている監視体制なので、言い訳をしても動かぬ証拠はアマゾン側に握れられています。
ちなみに携帯電話だけは作業場にも持ち込み禁止ではなかったですが、私が入る前は合計2回持ち込んだ時点で即クビだったようです。
タウンワークから派遣会社にネットで応募
アマゾン倉庫のアルバイトにはタウンワークから申し込みました。
同じ仕事でもマッハバイトから申し込めば5,000円のボーナスが貰えたので、しくじった感はありますが…
昨年の2022年1月27日に千葉県流山市にあるスターツおおたかの森で人材派遣会社の登録説明会に参加しました。
そして就業前の2月8日にはアマゾン流山FCの玄関脇の部屋で座学のオリエンテーションが実施されましたが、参加人数は私を含めて17名でした。
このオリエンテーションは午後1時開始で4時間くらいで終わりましたが、就業に必要な基礎知識などをみっちり叩き込まれました。
オリエンテーションも時給は発生しますので、この日の日当は日払いで画像の通り5,193円が10日に振り込まれていました。
帰るときに始めて流山倉庫の3階を歩きましたが、Amazonロボティクスなる数段ある自動化された棚(ポッド)が、ルンバのように移動している現場を見たときは正直、感動を覚えました。↓
初仕事は2月12日からでしたが、なかなか最初からうまくは出来ませんでしたね。
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